トップメッセージ

東浦 知哉

2019年度(2020年3月期)の連結営業利益は200億円を超え、昨年5月に公表した通期業績予想や一昨年5月に公表した中期経営計画の中間年度目標を超えるとともに、3期連続で過去最高益を更新することができました。

このような業績拡大過程において、個々の事業の市場環境の変化や内外の資源状況を見据え、間断なく事業の改廃を実行しました。その最近の事例として、本年3月に連結子会社であった株式会社フジ医療器の株式の持分60%を台湾のジョンソンヘルステック社に譲渡しました。現在は貴金属事業と環境保全事業に経営資源を集中し、それぞれのセグメント戦略の早期実現に注力しています。

2019年度は業績目標の達成とともにSDGsの推進に取り組みました。具体的には、当社のサステナビリティビジョンに基づく重点テーマを定め、各テーマの目標達成に努めました。その一環として非鉄金属業や産業資源循環業で初めてのグリーンボンド(私募債)を発行し、それによって得られた資金を活用して地球環境に配慮した施設や設備を導入しています。

また当社は、従業員一人ひとりが心身ともに健康であることを重要な経営課題の一つととらえ、「健康経営」を実践しています。法定基準を超えて充実した健康診断とその高い受診率、日々の勤務終了から翌日の勤務開始までの間隔を最低11時間とするインターバル勤務などの取り組みが認められ、経済産業省「健康経営優良法人2020」の認証を2020年3月に取得しました。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界経済全体の先行きは不透明であり、事業運営面で不確実性が高まっておりますが、当社はグループ一丸となってこの未曾有の社会的危機を乗り越え、事業発展とソーシャルインパクトの両面で広くステークホルダーの皆様に報いてまいりたいと思います。引き続きアサヒホールディングスに対するご支援を賜りますようお願い致します。

2020年6月
代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)
東浦 知哉