トップメッセージ

東浦 知哉

平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2020年初頭から世界が新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄される中、当社の資源再生や環境保全のビジネスは産業社会や市民社会の要請に沿って間断なく稼働し、しばしば「人体の静脈」にたとえられる役割と責任を果たし続けることができました。結果として、売上収益1,648億円、営業利益251億円となり、4期連続で過去最高となる業績でした。期末配当金は一株あたり90円と決定しました。本年4月に新たな中期経営計画がスタートし、長期的にはデジタルを駆使した社会のグリーン化に取り組みます。

貴金属事業が国内外で展開しているリサイクルは、希少性の高い天然資源の循環利用に役立っているというだけではなく、高度なトレーサビリティのしくみによって、その原材料が環境汚染や人権問題等に加担していないことを証明することができ、そこから再生された金地金はグリーンゴールドと呼ばれて高い付加価値をもたらしています。他方、北米では当社製の貴金属地金を使用したコインやバーの製造と販売を大きく増やしており、高品質なアサヒブランドが市場に浸透しつつあります。このような製品ビジネスを世界全体に広げます。

環境保全事業においては、設備投資によって段階的に処理能力を拡張する一方、広域で多様な廃棄物を取り扱ってきた強みを活かし、産業廃棄物に関する処理とマネジメントの両面で収益性を高めます。加えて、廃棄物の排出から処分に至る重要で複雑な管理過程をデジタルでつくり直すことにより、産業全体の環境負荷を低減する契機を創出し、社会の低炭素化につなげていきたいと考えております。

人類社会がその存続のためにSDGsを必要とする中、資本主義の下でも企業の社会的責任が問われています。当社は本業とその進化を通してそれに誠実に応え続けることにより、持続可能社会の実現に寄与して参ります。引き続き、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年5月
代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)
東浦 知哉

*野村IR「アイアールmagazine」にインタビュー記事が掲載されました。こちらからご覧いただけます。
※野村IRのWebサイトにリンクします