サステナビリティ
 /SDGsへの取り組み

サステナビリティに関する考え方

当社グループは、「この手で守る自然と資源」をグループ共通のパーパスとして掲げ、資源の有効利用や広く環境保全に貢献しています。当社の事業活動はサステナビリティ貢献そのものであり、当社の事業成長が、そのまま社会的課題の解決への貢献へとつながるとの考えの下、当社が優先的に取り組むべき課題や、テーマ・目標を設定した上で、その達成に向けて積極的に取り組んでいます。

サステナビリティ推進体制

AREホールディングスグループでは、代表取締役社長(CEO)が統括し、事業部門、技術部門、管理部門の担当役員等をメンバーとするサステナビリティ委員会において、SDGs重点テーマを含むサステナビリティに関する戦略、企画、施策、リスク管理及びモニタリングについて審議し、サステナビリティに関する取り組みを推進しています。

マテリアリティ特定プロセス

STEP1SDGs検討の開始
部門横断の「SDGs推進チーム」(当時)を編成し、SDGsの理解・検討を開始
STEP2事業とSDGsの関連性確認
貴金属事業、環境保全事業といった資源の有効活用や環境負荷を軽減する、当社の事業活動そのものが持続可能な社会の実現(サステナビリティ)に貢献するという考えのもと、各事業とSDGsの17のゴール、169のテーマとの関連を網羅的に確認し、リスクと機会の両面で整理
STEP3重点テーマ・KPI案の検討
重要度の高いものについて各部門責任者と協議を実施し、2030年までの重点テーマとKPI案を作成
STEP4SDGs重点テーマの決定
取締役全員で重点テーマとKPIについてディスカッションを行い、当社グループが取り組むべき課題を決定

SDGs重点テーマ/優先的に取り組むべき課題

重点テーマ1
貴金属リサイクルの拡大
重点テーマ4
CO2排出量の削減
重点テーマ2
人・社会・環境にやさしい貴金属供給
重点テーマ5
ワークライフバランスとダイバーシティの基盤充実
重点テーマ3
産業廃棄物の適正処理拡大
重点テーマ6
SDGs活動の奨励・支援

重点テーマ1

貴金属リサイクルの拡大

貢献する
SDGs

SDGs

世界の金の供給量のうち、約4分の1※はリサイクル由来の金によってまかなわれています。リサイクル由来の貴金属は採掘を行わないため環境への影響が少なく、繰り返し利用できるためサステナビリティに貢献しています。また、さまざまな分野に欠かせない貴金属の安定供給のためにも重要な役割を果たしています。
※GOLD FOCUS 2022より

目標 2022年度実績
2030年までに
貴金属リサイクル量※1
410 t 達成
207 t
CO2の削減効果※2
146.5万t-CO2 達成
53.8万t-CO2

※1金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウムの合計量

※2金、銀、プラチナ、パラジウム、ロジウム、銅のリサイクルによる削減効果

取り組み事例・参考

重点テーマ2

人・社会・環境にやさしい
貴金属供給

貢献する
SDGs

SDGs

あらゆる産業において欠かせない存在である貴金属は、採掘・生産、流通においてさまざまな社会的課題を抱えています。貴金属の調達や供給を行う事業者は、それらの課題が助長されないように配慮することが求められています。わたしたちが供給する金や銀は、LBMA※ガイダンスやRJCの厳格な審査基準をクリアし認証を得ている人・社会・環境にやさしい貴金属です。今後もいっそう、倫理面、社会面、環境面に配慮した事業活動・取り組みを続け、貴金属の供給を通じて責任を果たしてまいります。
※LBMA:ロンドン地金市場協会(The London Bullion Market Association)

ロンドン地金市場協会(The London Bullion Market Assosiation)

重点テーマ3

産業廃棄物の適正処理拡大

貢献する
SDGs

SDGs

日本では、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済活動により、廃棄物の最終処分場のひっ迫などが社会問題となりました。また、近年国際的に問題になっているマイクロプラスチックのように、適正に処理されず川や海に流れ出したものが、海洋生物などへ影響を及ぼしてしまう現状がみられます。
わたしたちは、2030年度までに1年間の適正処理量50万トンの達成を目指し、産業廃棄物の無害化やリサイクルを拡大させ、さまざまな社会問題の解決、持続可能な社会の実現に貢献します。

目標 2022年度実績
2030年までに
産業廃棄物の適正処理量
50万 t 達成
34.4万 t

重点テーマ4

CO2排出量の削減

貢献する
SDGs

SDGs

気候変動は深刻な問題となっています。わたしたちは、各拠点での省エネ活動や次世代カーへの切替を通じてグループ全体でCO2出量の削減に取り組み、2030年までに電気・ガソリンなどのエネルギー由来の排出量50%削減を達成します。

目標 2022年度実績
2030年までに電気ガソリン
など
エネルギー由来の
CO2排出量
2015年度比 50%削減 達成
27%削減

取り組み事例・参考

重点テーマ5

ワークライフバランスと
ダイバーシティの基盤充実

貢献する
SDGs

SDGs

わたしたちは、全員がお互いの多様性を認め、個性を尊重し合った上で、仕事でも能力を発揮する"インクルージョンな職場"を目指し、様々な取り組みを行っています。

目標 2022年度実績
2021年度末までに
インターバル勤務実施率
100% 達成
99.99%
2030年度末までに女性従業員における管理職比率
男性管理職比率と同等水準
6.2%
(男性21.1%)
2030年度末までに障がい者
雇用率
法定雇用率以上の雇用率を満たす
(法定2.3%)
2.2%

重点テーマ6

SDGs活動の奨励・支援

貢献する
SDGs

SDGs

個人やグループによるボランティア活動など、一社会人としてSDGsに貢献する「AREホールディングスSDGs活動」を推奨・支援しています。17すべての目標を対象範囲とし、多くの従業員が身近な活動からSDGsに貢献しています。

活動実績・事例(2018年以降)

のべ報告件数 277件

活動事例
  • 地域イベントの運営
  • 子供服・ランドセルなどの寄付
  • 災害復興ボランティア
    (広島、岡山、熊本、福岡、大分、佐賀)
  • 清掃活動への参加
  • CO2削減活動(ノーマイカーデー、森林管理)

など